
【勝つための設定推測】ホールに埋もれた高設定をどう見抜くか?

ジャグラーで安定して勝つには、できるだけ高設定を多く回すしかありません。しかし現実には、ホールの大半が低設定です。
もちろん、低設定でも一時的に勝つことはあります。けれど長い目で見れば、高設定に座る機会を増やせるかどうかが収支を大きく分けます。
この記事では、「そんな低設定だらけの中で、いかに高設定を見抜き、座るか?」この視点に絞って解説していきます。それが、勝ち組と負け組の分かれ目になるでしょう。
なお、私はぶどう確率やチェリー確率は一切カウントしていません。その上で、個人的に「ここが重要だ」と考えている項目だけをお伝えします。
実は、5号機後半〜6号機前半にかけて、ジャグラー専業で稼いでいた時期があります。
当時は、今よりも高設定台がホールにチラホラ設置されており、ホールの特徴をしっかり掴むことで結果を出していました。
この記事の後半では、そんな専業時代に特に意識して毎回実践していた立ち回りを公開しています。

① 単独REG確率
もっとも基本で、もっとも重要な要素です。
みなさんご存知の通り、ジャグラーシリーズはBIGよりもREGのほうが設定差が大きい設計になっています。つまり、REGがよく引けている台は高設定の可能性が上がります。
が、ここで問題があります。
REGが多く当たっているからといって、高設定だと過信しないほうがいいです。
REGの確率だけを根拠に「これは高設定に違いない」と思い込んで打ち続け、痛い目を見た方は相当多いはず。ジャグラーとは、そういう台です。あくまでも、ひとつの要素として考えた方が無難です。
以下はマイジャグラーⅤのREG確率ですが、注目すべきは「単独REG」フラグです。このフラグは、設定1と設定6で約2倍の差があります。
SマイジャグラーVのREG確率

ボーナスフラグについて
ジャグラーを打ち始めて日が浅い方のために、ボーナスフラグについて簡単にご紹介しておきます。
大きく分けてジャグラーには「BIG」と「REG」という、2つのボーナスフラグが存在しますが、実はそんな単純な仕組みではありません。ボーナスフラグの中には、設定差が大きいフラグが存在します。
フラグ(flag)とは、もともと英語で「旗」を意味する言葉です。
スロットでは「内部的に当たりが成立した目印(旗が立つ)」を指し、どの当選役(成立役)でボーナスに当たったかを表現するために使われています。
ホールで以下のようなボーナス確率表を見かけることがあると思います。しかし、これは「全てのボーナスをまとめた合算確率」であって、実際にはそれぞれのフラグに応じた当選確率が別々に決められています。

機種によってフラグの種類は多少異なりますが、これより「SアイムジャグラーEX-TP」で解説していきます。
SアイムジャグラーEX-TP(6号機)の全ボーナスフラグ
- 単独BIG
- チェリー重複BIG
- 単独REG
- チェリー重複REG
- レアチェリー(A)重複BIG
- レアチェリー(B)重複BIG
- レアチェリー(C)重複BIG
このように大当たりフラグは全部で7種類存在します。これら全ての合算値が上の確率表にまとめられているわけです。注目すべきは各フラグには設定差があり、設定推測するうえで参考になるというわけです。
ちなみに、5号機のアイムジャグラーは①単独BIG|②単独REG|③チェリー重複BIG|④チェリー重複REGの4つのフラグでした。6号機になってから、レアチェリー登場により進化したという感じです。
Sアイムジャグラー(6号機)の
単独ボーナスとチェリー重複ボーナス確率

出典:ガリぞう氏のYouTube動画より
上の表を見てもわかるように、単独BIGよりも、単独REGの方がより設定差があることがわかります。そして、レアチェリーフラグにも設定差があることが判明しています。以下がその確率表です。
SアイムジャグラーEX-TP(6号機)のレアチェリーフラグ


出典:ガリぞう氏のYouTube動画より
この表をみるとお分かりのように、レアチェリーを当てたからと言っても、高設定台かどうかを判別するのは難しいですね。
6号機のアイムジャグラーを打っていて、中段にチェリーが停止するケースがありますよね。レアチェリー成立時に、反対側の成立していないチェリーを狙うと「BAR図柄」が揃うようになっています。
ちなみに、大人気機種であるマイジャグラーVのフラグは以下です。
SマイジャグラーV(6号機)の全ボーナスフラグ
- 単独BIG
- 単独REG
- チェリー重複BIG
- チェリー重複REG
- レア役(A)BIG 全設定共通で1/6553.6
- レア役(B)BIG 全設定共通で1/6553.6
- レア役(P)BIG 全設定共通で1/10922.7
- レア役(AP)BIG 全設定共通で1/16384
- レア役(BP)BIG 全設定共通で1/16384
- レア役(ABP)BIG 全設定共通で1/10922.7
つまり、全部で10種類のボーナスフラグが存在するということになります。
しかし、マイジャグラーVのレア役に関しては、設定差がありません。全設定共通なので全く気にする必要はありません。
たまに「中段チェリーが出たから高設定かも?」「BAR揃いしたから高設定だろう」と考える方もいるようですが、それは完全に誤解です。これらは単なる演出の一部であって、設定の高低とは無関係です。
この記事の最初でお伝えしたように、マイジャグラーVは「単独REG」確率に大きな設定差があることは覚えておきましょう。
ジャグラー界のレジェンド、ガリぞう氏のYouTube動画を参考にさせていただきました。
ボーナスフラグ判別方法について
ジャグラーには設定差の大きいフラグが存在することは、ここまででご理解いただけたと思います。では次に、どうやってそのフラグを判別すれば良いのかについてご紹介します。
やり方はカンタンです。
左リール上段に「BAR」を狙うだけ。(※ハッピージャグラーは例外です)
毎ゲーム、左リールに「BAR」を狙い、ペカった時に左リールにチェリーが停止していれば、それはチェリー重複ボーナスです。
チェリーが停止していなければ単独ボーナス。さらに、チェリーもBARも停止していない場合はレア役の可能性もあります。
この方法を試すと、2つの大きなメリットがあります。
- チェリー(2枚の払い出し)の取りこぼしがなくなる
- フラグを判別することで、設定推測につながる
この2つだけでも、十分に試す価値があると思います。
ちなみに、一日8,000回転まわすと仮定すれば、約BIG一回分くらいの出玉を稼げます。毎日朝からジャグラーを打つ方にとっては、かなり大きな差になりますね。
というわけで、ここまでは設定差の大きなフラグ「単独REG確率」の重要性をお伝えしました。
② 最大ハマりゲーム数をチェックしよう
高設定でもハマることはありますが、極端に深いハマりが連続する確率は低めです。
- 低設定の場合:500G以上のハマりが何度も出やすく、合算確率も長時間にわたって悪化しやすい
- 高設定の場合:一撃ハマりはあっても、最大ハマりは300G程度で収まるケースが多く、トータルで合算が安定しやすい
よくあるパターンとして、一撃ハマり後にREG連して帳尻を合わせるような波は高設定にありがちです。これは、設定差の大きいREGを引きやすい分、長期的に合算が戻りやすい傾向があるためです。
実戦では、以下のような動きを意識して観察してみてください。
- 朝からボーナスが軽く、最大ハマりが300G程度で推移している台
- 大きなハマりを一度経験しても、その後すぐにREGを複数回引いて持ち直す台
- ハマり後に再度合算が設定6付近に収束してくる台
こうした特徴が複数当てはまる台は、低設定よりも高設定の可能性が高まります。
ただし、ハマりだけで断定するのは非常に危険です。
たまたま一日だけ挙動が良い低設定も存在しますし、逆に高設定でも偏りで深いハマりが繰り返されることもあります。必ず、REG確率やスランプグラフの推移、周囲の台の状況など他要素と合わせて総合的に判断するようにしましょう。
③ 連チャン継続数
当然ながら、「連チャンするから高設定」と決めつけることはできません。ジャグラーは、短期的な連チャンはどの設定でも起こり得るからです。
しかし、結果として高設定のほうが連チャンが多発しやすい傾向があるのも事実です。
高設定はボーナス確率が優遇されているため、ボーナス間の間隔が狭くなる傾向があります。そのため、以下のような特徴的な動きを示しやすいです。
- 3〜5連のボーナスが頻繁に発生する
- 一度ハマっても、短時間で大きく凹みを戻す
特に注目すべきは、REG絡みの連チャンが続いている台です。REGは設定差が大きいため、高設定を示唆する強い根拠の一つになり得ます。
ただし、短時間の挙動だけで判断するのはリスクがあります。連チャンの有無だけでなく、REG確率やスランプグラフの推移、最大ハマりの深さなどを合わせて総合的に見極めることが大切です。
④ 前日の設定を推測する
据え置き狙いができるホールでは、前日のデータがそのまま活きる場合があります。
特に、前日の合算が優秀な台は、翌日も高設定が据え置かれている可能性があります。たとえば、以下のような条件が重なっている台は要注目です。
- 前日REGが先行し、合算確率が優秀だった台
- 当日、朝イチから軽めの当たりを繰り返している台
このような動きが見られる場合、高設定の据え置きサインの一つと考えられます。ただし、リセットを頻繁に使うホールでは、据え置き狙いの有効性は大きく下がります。
そのため、ホールのリセット傾向や営業方針を事前に把握しておくことが重要です。
ちなみに、ノラボン自身が過去に稼いでいたホールには高設定台の根拠が存在していました。その「根拠」について簡単に紹介してみます。
高設定台の根拠
- 前日に高設定と思われる台の隣台を狙う!
- 据え置きだけでなく「隣を上げる」パターンも一定の確率でありました。
- 前日、大当たり回数が極端に少ない台をあえて狙う
- 前日に稼働が少ない台に高設定を使う場合がよくありました。
- 前日、極端なBIG先行台(BB 20 RB 5)など
- 一般的には避けられやすい台でしたが、終日打つと高設定の合算で収束するケースを何度も体験しました。
- ジャグラーが強い日の角台
- ホールの傾向として、入口付近の角台は割と高設定が使われていました。
- 2台並びで高設定
- バラけて設定を入れるよりも、並びで投入する傾向が強い店舗だったため、合算が良い台の隣台が空いているときは狙っていました。
- 閉店前に一気に1,500枚以上伸びている台
- 終盤に急激に右肩上がりを描く台は、据え置きされるケースが意外と多かった印象です。
番外編 「スランプグラフの波を読む」

グラフの波を予測して台を選ぶ。
スランプグラフは、ホール実戦において確かな判断材料のひとつになります。たとえば、こんな局面を見かけたら注目してみてください。
朝一は少しハマるものの、その後しっかりと伸びる。そして、コインが無くなる前に再び上昇し、アルファベットのWを描くような波を示す台。
こういった動きは、まだ設定の力が残っているサインかもしれません。「このあたりからもう一度伸びるかも?」そんな直感に従ってチャンスを掴むのも、ジャグラーの醍醐味のひとつです。
さいごに
高設定を100%見抜く方法は、残念ながら存在しません。
それでも、複数の推測要素を組み合わせて考えることで、その精度は確実に上げることができます。
- データ(REG確率・ハマり・連チャン)
- 前日までの履歴
- 両隣の挙動
- グラフの勢い
こうした情報をひとつずつ拾い、総合的に判断しながらホールの傾向をつかむこと。それが、ジャグラーで勝率を上げるための第一歩です。
最初は難しく感じるかもしれませんが、続けていくうちに、必ず自分なりの「確信が積み上がっていきます。
小さな気づきと経験を積み重ねながら、自分だけの立ち回りを磨いていく過程を楽しんでみてください。